炭酸泉にかぎらず、温泉などに入浴すると、疲労回復効果が得られますよね。一体これはなぜなのでしょうか?
温泉旅行で体験する、綺麗な景色を見たり、親しい仲の友人と遠慮なく話をしたり、おいしいご飯を食べたり…といった事柄も、大きく疲労回復に役立つとは思いますが、これはどちらかというメンタルなお話。
「疲労回復」は、実は科学的に説明できるものなんです。
ミネラル成分や二酸化炭素を体内に取り込むことで、体内の新陳代謝が高まるというのが基本の考え方なのですが、ここではもう少し突っ込んでご説明してみますね。
炭酸は溶解することで、水中や体内で重炭酸イオンに変化し、体内を酸性に傾かせる水素イオンと結合し中和します。この結果、疲労の原因と言われる乳酸を、炭酸に含まれる重炭酸イオンが排除します。
これが「疲労回復効果」といわれる所以です。
炭酸ガスがタンパク質に吸着する性質は、古くなった肌の角質を柔らかく、はがれやすくするなどの効果があり、これが年齢や疲れを感じる体の酸化を中和する、アンチエイジング作用とも見なされる、というわけです。
以上のように科学的にもその効果が実証されている炭酸泉ですが、ここでその効果をまとめてみます。
※37〜8℃程度、つまり人間の体温とほぼ同じ温度の入浴では、副交感神経が優位になることが確認されており、心身どちらのリラックスにも最適であるといわれています。
ただの細かい泡、と侮る無かれ。炭酸のシュワシュワには、こんなに多くの素敵な効果が隠されているんです。これはぜひ毎日の入浴に取り入れたいところですね。